故意による事故における保険の扱い

無保険車傷害保険とは、加害者側の車両に任意保険が付いていない「無保険車事故」などによって十分な損害賠償が得られない場合に、自己の契約している自動車保険から、所定の保険金を受け取ることができるものをいいます。
この保険は、偶発的な交通事故による損害を前提としていますので、保険約款により保険金が支払われない、いわゆる「免責事由」と呼ばれるパターンがいくつか定められています。
そのひとつが、被保険者の故意により生じた損害であり、例えば、高額な保険金を得る目的でわざわざ無保険車両と接触して身体に後遺障害を負ったようなケースが典型的といえます。これは単に免責事由に該当するというよりも、保険金の詐取にあたる刑事事件となりますが、このような場合のほかにも、類似のケースとして免責事由に掲げられているものがあります。本02
例えば、被保険者の自殺行為によって生じた損害、無免許運転や酒酔い運転によって生じた損害、曲芸や試験の目的で自動車を使用したことによる損害などです。
これらについては、損害が発生する危険性が高くなることが客観的に見ても明らかで、被保険者が承知のうえで行っていたことになりますので、同様に保険金は支払われません。

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